034 ついにPKフォークへ


      〜お願い〜

 今回PKフォークへ交換するにあたり、ボンゴさんに多大なご尽力を頂きました。
 幣サイトで記事をUPすることで氏にご迷惑がかかる懸念がありましたので
 ご本人の意向を伺い、公開の許諾を頂きました。

 氏はベスパが好きな個人であり、営利目的のベスパショップではありません。
 幣サイトを見て「こんな加工して!」と依頼などされないようお願い致します。

 (あなたが氏と信頼関係のあるご友人ならこの限りではありません)

 
同意頂けた方のみ、以下の本文へお進みください。



いにこの日がやってきました!!!待ちに待ったPKフォークへ!
1/7吉日、秘密基地で作戦実行です!!!



ウィーーーーーン!ガチャン!

電動チェーンブロックが完備、
すべてのベスパ馬鹿の憧れ『My工場』
(もちろん”私の”ではありませんw)
で本日の作業開始です。


当日はあいにく雪の降りしき中の作業でしたが、
楽しい事をする時って気にならないから
不思議です。
(だから馬鹿なんですがw)
憧れだったイリュージョン!w


ジャッキ要らずでお手軽メンテ、
すごいな〜!
一斗缶2個とベニヤ板で簡易作業台です。


作業は9割方ボンゴさんにお任せでしたので
フォークの抜き差しはあっという間につきました。


しかし、私が
予定外のお願いをしたばかりに
その作業に悪戦苦闘、結局もう一回フォークを
抜き差しするはめに・・・。
ボンゴさん、すみませんでしたm(_ _"m)ペコリ
事前のメンテは全てボンゴさんが
やってくれてました。


"PK125automatica"のフォークは
頭を移植する必要のないポン付けタイプ、
とはいっても、ものは結構サビサビ、
色々メンテナンスが必要です。


取り外し・パーツ分解・サビお落とし・再塗装・
組み付け・加工etc・・・
次々UPされる進行画像を見ては
驚くやら、ありがたいやら、
本当にいくら感謝してもし足りません。
ブレーキ末端金具。

もともとの状態は左、改良は右。


もともと地獄加工でワイヤーだけ簡単に交換、
とはいかないPKフォークが多い中、私の車両
はスモールと同じ。
メンテ性は良いものの「不細工だ!」と
職人魂が炸裂したボンゴさんは
これを更に改良し、末端金具を作成。


インナーだけ交換できて、ワイヤー張るのも
末端のボルト締めるだけなので超〜〜〜ラク!
穴もピッタリ!
さすが溶接職人です。

ボルト穴位置も違う(元は奥)ので
同じく塞いで頂いてます。

塗装も綺麗に!板金も完璧です!

PKフォークにスモールのフェンダーを
付けようとすると、サス取り付け部分が
どうしても干渉します。
それを具合を見ながら削っていく地道な
作業のお陰で、”純正然”とした仕上がりに
なりました。

パテ入れにご近所の車屋さんが
協力してくださったり、と色んな方の
手がかかってています。
大事に乗らなきゃ・・・。


元々車体色は光線の加減で暗く見えたり
明るく見えたりしてましたし、日焼けで色が
褪せてますから、例え同じ色を塗っても
日焼け分違ってくるはずです。

ボンゴさんがしきりに”色が合ってるかなぁ”
とおっしゃってましたが、問題なく綺麗な色です。


センタースタンドのかさ上げは
アルミの板を
『U字止め金具』

『ボディ』の間に入れる作戦に。

12mmと9mm二枚重ねで21mm上げました。
これで前輪が1cm浮きました。
リアかさ上げをしてないので
したら丁度接地するぐらい?。
更にセンスタ戻す時の「バッタン!」対策。
P・PXと同じ当て具をつけるために
半自動溶接!!!

バチバチバチ!
思わず「うおっ!」と叫びました。
あっさり付きますね・・・
まるで魔法です。



あて具が当たって
見事「バッタン!」とは
なりません。


もうひとつ良いことが。
センスタ出す時に
ボディとの間に隙間が
あるので、足にかけやすく
なりました。
出来上がったところで記念撮影。

手前のV50S改102ccもPKフォーク化。
シルバーのリブが輝いてますね〜。




フェンダーの形・色、
車体に取り付けても全く
違和感ありません。


先にPKフォーク化された方の
ノウハウが糧となって結集した
素晴らしいものとなりました。
感謝!




組みあがったあと、待望の試乗!
ぺぺぺ〜!と加速・・・・・・・・レバーを握る!
!!!!!!

ちゃんとブレーキが効くよ!ママン!(*´∇`*)

握る量は少ないのにちゃんとストッピングパワーが生まれます。


さらに凄いのは乗り心地!
今までのスモールフォークは段差に乗る時かなり衝撃があり、身構えましたが
PKフォークではそんなことはありません!
路面にちゃんと追従してくれて安心感が違います。
乗り心地は軽四から高級車になりました!すげー!!!

リアのかさ上げがまだですので、これは次の課題。もうひとつはフロントにブレーキスイッチつけることですね。
(”
予定外のお願い”とはこれにまつわることでした。詳しくは次章で。)

                              




全てはここで行われました。


愛すべき親方の仕事場は
冬の凛とした張り詰めた空気と
物が生まれてくる躍動感に満ちてました。
ガッチャンガッチャン五月蝿いだけの
工場とは全く違い、まるで研究所(ラボ)のよう。
好奇心旺盛で面倒見の良いボンゴさんの
人柄がそこら中沁みこんでました。


ボンゴさん、ありがとう!!!