033 PKフォークへ 準備編2

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〜前回あらすじ〜 「ピンチボルトが抜けずにピンチ!」

ころがですよ!
そうは簡単に問屋が卸してはくれないわけですよ!


整備素人の面目躍如です!!! OTZ

ピンチボルトを緩めるだけ緩めて・・・
手で引っ張り出してもここまでしか出ない。
この状態でハンドル持ち上げても
ビクともしない。

(あとから考えれば当然。)
ボルトのネジ切ってる部分が
膨らんでる形状で、
そこが引っかかってて押しても
引っ張っても取れない。

前回ここで挫折しただけに、
なんとか抜きたいんだけど・・・。


改めてボンゴさんにHelp!コール。
「押してダメならドライバーでもあてがってハンマーで叩いたら抜けるよ」との助言が。
ええええ?!ハンマーでしばくんですか?!
ビビリの私には予想もしてなかった方法です。
 ・
 ・
 ・
しかし・・・やるしかない。







以下、「ゴッドファーザー 愛のテーマ」をBGMにお読み下さい。




しばしハンマーを手に立ち尽くす俺・・・


「相棒・・・・・・

まさか・・・オマエとこうなるとは・・なぁ・・・

しかし”ゴッドファーザー”の命令は絶対・・・・

ファミリーの血の掟だ・・・

恨むんならてめぇの運命を恨みな!」

『Ad andare del netherworld!!!』
 (あの世へ行きな!!!)
scossa!




ボス!
やったぜ!

俺はヤツの首をとったぜ!



ゴッドファーザー 〜愛と裏切り編〜  <完>



                                         
                                         
                                         
#・・・・・お付き合いありがとうございます、気が済みました・・・・・
これが”ハンドルピンチボルト”。
末端にネジが切られてて
四角ナットで締め付けです。

「硬い素材で出来てるから叩いても大丈夫」
とボンゴさんに教えて頂きました。
この穴を待っていた!。
トンネル開通の気分です(*´∇`*)
ボルトが抜ければあっさり持ち上がり
シャフトを交わせました。

何か「凄いことやってる」って画像ですね。。。
フォークは特殊ナットで固定されてます。
上から
 @特殊ナット
 Aワッシャ
 B特殊ナット
 Cベアリング
の順です。 
特殊ナットは切り欠きにマイナスをあてがい
ハンマーでコンコン叩けば緩みます。

左から@ABCの順です。
チョッパー!!!

特殊ナットを外せば自重で
フォークが下がります。

「高さは十分だろう」と思ってたら
足りませんでした・・・OTZ
結局タイヤ外すことに。
フォーク抜いた後を上から。

ふーん、フォークの横にワイヤー類が
通ってるんですね〜。
エキスパートの皆様には常識でも
素人ベスパ乗りには新たな発見です。
下のベアリング。
コンディションが悪い車両だと、
グリスが切れてベアリングコロコロ〜、
なんて事にもなるそうです。

幸い玉は全部ありますw
下から覗いたところ。
あそこにベアリングが収まってるんですね。
抜けたところで記念撮影!
おまえを外すために!
おれは!
相棒に!!
手を掛けたんだ!!!w


すでにぶつけてボコボコですが
穴の位置/形状を記録として
晒しておきます。
純正ドラムともおさらばです。

まさか自分がフォークを入れ替えるとは
思ってもみませんでした。
落札したPKauto125は幸いポン付けタイプ、
さもなくばフォーク頭を
 @切断
 Aしかる後、溶接
というウルトラC技を要求されます。
(50Sの頭をPKフォークに移植)
なんとも居心地悪そうな絵面ですね(^^;;
あの切り欠きにボルトが引っかかるので
ボルトを完全に引き抜く必要があります。

目で見ると納得ですね〜♪
外した逆の手順でサクサク組みます。
フェンダーがないだけでなんか・・・
すごいレーシーな印象になりますねw
ダンボールに入れて
ベスパサービス”ボンゴ”へ郵送します。

宜しくお願いします〜♪


終わったのが午後3時。途中で昼休憩しながら4時間がかりの作業でした。
(時間がかかり過ぎですね(;^_^A アセアセ・・・)
でも、「自分でやった!」という充実感のある4時間でした。う〜ん、気分転換!

                              
意外だったのがフェンダー外したあとの乗り心地。コーナーでは前輪が「スッ」と向きを変えてくれます。
(フロントが重いときは「よっこいしょ」って感じでした)
レース用ベスパがフェンダーを抜くのも、全体の軽量化の以上にコーナリングの特性を狙って・・・
ってことが体感として分かりました。

10年以上乗ってるのに、パーツひとつで新しい一面を見せてくれる
ベスパ(&バイク)って面白いですね!