019 コラボ企画


うちのBBSに良く書き込み頂いている麗二さんがウィンカー球をLED化され、それを私に下さいました。
「試作だし耐圧試験も兼ねたいので人柱になってください」とお申し出。
BBSに写真のハリコはありましたが実物を見れるとは!!!
良いんですか〜麗二さん!喜んで人柱になります!


ということで緊急コラボ企画、

【感電】!ウィンカーLEDvsPKフライホイール!【するわよ】
スパーク上等! 過電圧でもなんでもまとめて
かかってこいやぁ!頂上決戦( ` ▽´)


ここに開幕です!

(決して物に釣られたわけではありませんw:ぼちぼちにっし参照)



まずは贈られてきたブツを観察。
うちのBBSに貼られた装着画像。これを見るまで実際に作る人なんておらんやろ〜、と思ってましたが・・・
【左画像】茶色の部品はレギュレーター制御用抵抗。この角度では見えませんがコンデンサーもあります。
【右画像】一番大きい黒い四角い部品が3端子レギュレーター、LEDにブリッジダイオードも見えます。


ウィンカーをLED化する場合、いろいろ難点があります。
直流/安定電源を好むLEDを交流/不安定電源のベスパ(バッテリー車除く)で駆動させるには
「整流」「電圧安定化」「過電流(圧)防止」と回路を組まなければならず、しかもポン付けの場合は
電球のスペースに収まるくらい小さく作らないといけません(しかも2個分)。
リレー直後から整流にするという手もありますが、配線のひき直しが必要でそちらも茨の道です)

麗二さんはそれをやってのけました!
この小ささには脱帽です。
それでいて、強度もちゃんとあります。
ウィンカー球って口金に入れる時に結構グリグリ力入れますよね?
それでも全くビクともしませんでした。

更に麗二さんのすごいところは、
表面実装パーツ&プリント基板を使わずにこの回路を組んでる
というところでしょう。
部品点数を少なくし、3端子レギュレーターを斜めに取り付けるなどレンズ内のスペースをフル活用。
「この部品をどこに持っていったら取り付け可能か・・・」と麗二さんのつぶやきが聞こえてきそうです。
いわば「電気回路」と「取り付けスペース」という二つのパズルを高度な次元で両立させている工作に感服です。


実際に届いたものを大きさ比較。
LEDに白い拡散キャップを被せて
います。

それにしても小さい!!!
ノーマル電球と同じ大きさ、
良くぞここまで・・・って感じですね。


もっと大きな(実際に装着されてない)
ウィンカー用LEDを組まれた方はおられますが、ウィンカー球の大きさまで
コンパクトにしたのは麗二さんが
初めてではないでしょうか?




装着してみました。

ウィンカーLED動画(2.01M)


光量はこのLEDに拡散キャップを付ければこれぐらいだと思います。
(拡散キャップは光を拡散する分、光量は落ちます)
点滅はしますがウィンカーレンズを被せるとお昼は他車からは見えず、
残念ながらウィンカーの役割は果たしてません。
点灯間隔も回転数(=電圧)が上がると速く点滅し、スイッチを切った後も暫く点灯が続きました。
(高回転、低回転共)

改良の余地はありますし、明るさではまだまだ電球の圧倒的勝利です。
が、これは試作品、
今後の改良が期待されます。

*尚、麗二さんの名誉の為に言っておきますと、上記の内容は異常に高い電圧が出る我がET3の
特殊な環境での結果です。全ての車体でこうなる訳ではありません。



さあ、動作はしました。
次は実地走行による耐圧試験です!

装着して結構空ぶかししても破損はしなかったので強気でアクセルを開けます。
住宅街を抜け、国道1号線に合流、加速!

速度が3速/50kmになった時事件は起きました。

ポーーーーーーーーーン!!!

という音と共にレンズ内が真っ白に!

エエエエエ( ̄Д ̄;;エエエエエ!!!!

私の頭も真っ白に!

帰宅途中だったのでそのまま取りあえず帰宅。
恐る恐るレンズを開けると・・・



真っ白い綿のようなものが散乱して
ました!

コンデンサーが破裂し、中身が飛び出た模様です。
他に焼けてるところや
液漏れしているものはなし。

コンデンサーは回路に並列に接続
されてる筈なので、これが破損しても
本来なんとか点灯するはずですが
破裂とともに回路を寸断させたのか
全く点灯不能になりました。

3端子レギュレーター大丈夫かなぁ
・・・
レンズ内に破片が散乱!
大スポ(東京は東スポ)なら
「大仁田爆死!」とキャプションが
付きそうです。

麗二さんごめんなさい、うちのPKフライがノックアウト勝ちしました(爆