新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。 前回の’エンジンレスモペット奮闘編’は今だ継続中で、おかげで体重が4kg減りました(^ー^)ノ。 運動不足の生活が続いていたのでよい運動になってますがベスパが直ったらまた元に戻りそうで・・・(;^_^A ■□■ * ■□■ * ■□■ * ■□■ * ■□■ * ■□■ * ■□■ * ■□■ * ■□■ * ■□■ * ■□■ さて、車体が修理から上がってくるまでにしようと思ってたことが2つ、 スピードメーター修理とチャンバーの耐熱塗料塗り替えであります。 まずスピードメーターから。 スピードメーターは以前メーターケーブルを手で逆回転したら針が右にいったままになってしまい”0km/h”に戻らなくなってしまっていた。以後停車状態でも”45km/h”で、最高速度は”120km/h”を余裕で振り切るインフレメーターだ(笑)。 ”イタリアンサービス”の限度を超えているので触ってみる。 |
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元は正常だったのにある日”20km/h”で止まってしまった。 「ん?」と思ってケーブルを正方向に回しても戻らない、また逆方向に回すと”45km/h”に。 ここでやっと「おかしい」ことに気がつき放置プレイに突入。 速度にあわせて針はスムーズに移動するので実質「実速+45km/h」の状態です。 |
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まずレンズを外さなければ話にならない。ネジ止めなどではなく接着剤で接着されてるようだ。宇賀神商会BBSでコツを聞いてみると「焦らず大胆に」作業すべしとのこと。イラチな自分はほっといても大胆(=ヤケクソ)な行動に出てしまいがちなのでともかく無理せずコツコツ作業するように心がける。 |
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レンズ外周をカッターでこじる、 というより隙間に刃を入れてなぞる要領 で作業。 最初小さなドライバーでやってみたが 外れる気配なしだったのでやめる。 仕事の休憩中にコツコツ作業。 |
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断面図はこうなります。 黄色三角がカッターでなぞった部分で レンズにはめ込みの段(幅1〜2mm)が ありました。 マイナスドライバー+ハンマーで作業してたら確実にレンズを割ってたと思います。 |
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結局一週間以上かかって・・・ パカッ!おお〜〜〜外せた!!! 割れずに外せて感動だ! 時間がたっぷりとってコツコツ焦らず、 通勤に使ってると無理な話ですが今回は災いを良い方に利用できたのが勝因です。 |
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とりあえず3分割。 | |
メーターフェイス。 黄色丸のネジを外すとメーターフェイスが 外れます。 |
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中身。 針を左右に振ってみるが変なひっかかりはなし。手を放すと45km/hの位置に「ぼよよーん」と戻ります。 |
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別角度から。 もっとごちゃごちゃしてるかな?と思ってたので意外。 ドラム・バネなど作動部分は裏のネジ2本で固定されてます。 |
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このプラスネジです。(赤矢印) | |
全バラ図。 レンズさえ外れればあとは5分で簡単にばらせます。 ネジは4本だけ。 |
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メーターボディ底部。 ウォームギア長・短は差し込んであるだけでこれも外せます。 磁石(真ん中:グレー) ウォームギア長(右端:しろ) ウォームギア短(磁石すぐ右:しろ) 上の金属板下にメーター球が入ります。 |
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フラッシュなし別角度。 磁石が回転→ドラム裏円盤を回す→ 針が動く という仕組み。 ウォームギアは走行距離ドラムを駆動。 |
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ドラム裏とウォームギア長。 ウォームギア長は見ての通り、ドラムの向かって左の穴に収まります。 ドラム裏の円盤と磁石は接触しません。(おそらく) |
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ドラムのアップ。 敢えて走行距離の巻き戻しはしませんでしたがやろうと思えば出来そうです。 |
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上の画像を見て「ん?針は?」と思われた方は鋭い!実はレンズの次に手こずると予想された針でしたがいともあっさり外れてしまいました。車種・状態によってはシャフトに糸を巻いてゆっくり上に引き抜く・・・なんて芸当を要求されるそうなのでちょっと拍子抜け。 接着なども一切されてなかったので スポッ!と抜いて スポッ!と差して修理完了。 |
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はい、終了。 針のストッパーは’VEGLIA'ロゴのある黒カバー裏にあるのでだいたいあたるかあたらないかぐらいの位置にしました。 |
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あとはレンズを接着するだけ。 「また外すかも・・・」と弱気になりとりあえず木工用ボンドで接着。 笑わないで・・・(/・ω・\) |
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バラしてみた結果、針を差し替えるだけで済んだ今回の修理(まあまだ実車確認していないので完治かどうかはわかりませんが)だが、結局何故今回のような不具合になったのか?が判らなかったのがちょっと気がかり。まあ素人修理は結果オーライということで。 メーター修理はベスパ屋さんではおそらく無理だと思う。今回の不具合が発生してからいろんなところに問い合わせてみたが「中古を買って付け替えるのが無難」という答えが多かった。一度東京の方のクラッシックカーのメーターを修理している業者に聞いてみたことがあるが「費用は最低1万円はするし、ベスパのメーター歯車はプラスチック製でちゃちいからすぐまた壊れるかもしれない、やめてたほうがいいよ」と言われたことがある。自分でバラしてみて確かに納得である。商売には出来ないと思う。 ただ私は今まで一緒に走ってきた証である走行距離をリセットしたくなかったのだ。 メーター修理に限ってはオーナー自らの作業が一番向いていると思う。時間と労力と愛情と執念を惜しみなく注げるのはオーナーの他にいないのだから。 |
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おまけ レンズを割るかも・・・と予備レンズを購入してましたが・・・わずかに入らない! レンズの内側を削れば良いのでしょうがリューターなぞ持ってないので使用を諦めました。 トホホ・・・ |
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第二部 続いてチャンバー。 まずは塗装を剥がさないといけないが・・・ |
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「剥がし液」でやっても一応塗料は溶けてくるものの綺麗には剥がれない。 早々に諦めることに。 |
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じゃーん! こんなときは電動工具の出番です。 サンダーに取り付けて作業します。 |
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威力は絶大! ちょっとひとこすりでピカピカ。 |
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夢中になって写真を撮り忘れました(汗 細かい部分はさすがに無理ですがピカピカにできました! 金属の削り粉は出なかったので上手く塗料のみを剥がしてくれたようですが、サビは完全には落とせませんでした。この辺の加減(というか選択)が難しいですよね〜。 |
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つりさげてスプレーでプシュー! スプレーは綺麗に塗れますなぁ。 あとは乾かして装着を待つだけ。 次の更新をお楽しみに!!! |
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