テール球のLED化〜その2〜 / 003

LEDになる前の12V球時代の画像です。上左:アイドリング・スモール / 上中:アイドリング・スモール(夜) / 上右:アイドリング・スモール+ブレーキ(夜) 左:レーシング・スモール+ブレーキ です。

ブレーキ球はそれなりに明るいんですけどスモールが暗いので夜間信号待ちでブレーキ踏んでないと後続に突っ込まれないかかなり不安でした。街中で街灯があると点いてるのか点いてないのかわかりません。

上:ご覧のとおり素晴らしく明るいです、リフレクターへの光量も十分。デジカメではちょっとピンクがかって見えますが実際もうちょっと赤みが濃いです。

中:ナンバー照明もこの通りの明るさです。ちょっと照射範囲が狭いかな?
3φ白LED4こつけても良かったかも・・・

下:正面からとった写真はデジカメが補正をしているのでちょっと暗く写っていますが実際は直視できないほど明るいです。

完成品です。
真ん中の黒いのがブリッジダイオードで、向かって下の(−)に新しい線を繋いでいます。上の黄色いのが交流入り口で、車体側電球ソケットを加工したくないのでクリップで挟むだけの形にしています。

「レンズの中に入るから見た目はいいや〜」って思ってましたが、やっぱり不細工な作りなので公開するのに気が引けます。   (^^;)

本来電源に対して並列に繋がなければいけないところを直列につないでたコンデンサーが原因でした。ダムのように電流をせき止めてたからヘッドライト切ってもチラチラとしかLEDが点灯しなかったのだ。

これを並列に直せば問題ないはず。



せっかく作ったLED回路が点灯しない。乾電池やコンデンサーを外して実車につけたら点灯するのに・・・。
原点に返って考え直す。
LED自体は電池で点灯したし、コンデンサーを外せば実車接続でも明るく点灯したので球・ブリッジダイオードには問題ないはず.。やはり怪しいのはコンデンサーなんだけど配線も問題ないはずだしなー・・・なんてボンヤリ眺めてて、やっと間違いに気がついた、コンデンサーを並列じゃなく直列につないでたのだ! 頭では並列に製作してたつもりが実際の作成物は直列になっていて確かにこれじゃ点灯しないよな、と一人納得。




失敗配線図





原因はわかったので早速配線を修正する。すでにホットボンドで配線やら部品やらを防水加工していたので半田こてで溶かしながらの作業になる。非常にめんどくさい。自分のあほさ加減に腹立ちながらも点灯しない原因がわかった安心感からか作業がはかどる。
もうすぐゴール(のはず)だ。










やっとこさ完成!!! 実車に装着しいよいよエンジンを始動する。メインキーを入れ右にひねる。両手でハンドルを持ち・・・車体の右に立つ。少し猫背気味に背中を丸め・・・息を吸い込む。一通りの儀式を終え祈るような気持ちでキックを踏みおろす。
ガツン・・・・・・・ガツン・・・・・・・ガツ・・ブロロロ・・・ペペペペ!!! おおおおおおおおおおおおおおお!!!
点いたぁぁぁ!点いたよぉぉぉ!!明るいよ!!!やったよ母さん!(謎)









レンズカバーをかぶせると完成だ!  

これでまだブレーキを踏んでない状態、レンズカバーをつけても明るくて大満足。アイドリングでも全くちらつかずエンジン回転の高低にかかわらず一定の明るさなのは、そのように作ったから当たり前なんだけどやはり感動する。意外だったのが視野角が狭いLEDながらレンズ全体が光っているので横からでも点灯がわかる点。





左:アイドリング・スモールのみ / 右:アイドリング・スモール+ブレーキ  


右:レーシング・スモール+ブレーキ    後ろに迷惑か? 

良かった点は夜はもちろんお昼間でも被視認性が高くなった(100m先からでもはっきりわかる)、テール球が節電したおかげでヘッドライト・ウィンカーが明るくなった、切れる心配がない、などいいことずくめ。
悪かった点は部品代が高い(これは長い目で見れば決して高くはない)、テール球なのに明るすぎてブレーキランプに見間違えそう、などなど。
気になる耐久性も取り付けて4ヶ月経った現在ノートラブルで非常に優秀と言える。






お昼間はこんな感じに。まあ昼間はそんなテールランプは必要性がないので「一応点いてるよ」レベルで十分。斜めからの画像ではボンヤリに見えるが実物はもうちょっと明るい。クラシカルなボディにハイテク化学の明かりがなんともミスマッチで良い感じ。