テール球のLED化〜その1〜 / 002


ボンヤリ点灯しているのがわかりますでしょうか?

原因もわからず、途方に暮れましたがとりあえず写真をとる気力だけはあったようです(笑)

ブレーキ球と大きさ変わりません
(; ̄ー ̄A ・・・

 ピントがずれてますが・・・
一応完成。テールの前に座り込んで考えながら現物あわせで製作してたらここまで1年近くかかりました(苦笑)。
(「失敗できない!」と慎重になりすぎ?)
なんや見ただけでは訳わかりません(笑)。

 コンデンサーは防振目的でウレタンに接着し、ボディに両面テープで固定する予定なので万が一の時発光部を取り外せるようにコネクターをつけました。
実は大きな間違いをしていますがもちろんこの時には気付いてません。

大きさの比較

左から赤LED、白LED、CRD、ブリッジダイオード、コンデンサー。
φ8.5の赤LEDやブリッジダイオードより遥かに大きいコンデンサー、実物を見たときに閉口してしまいました     (A゜∇゜)

簡単
ですけど
配線図。

レンズ外した状態

その場しのぎに12V10Wの乗用車用球をつけてました。1年近く球は頑張ったのですが敢え無くご臨終。ヘッドライトのロービーム君も道連れにされました。(ポン付けハロゲン球高いのに・・・)

重い腰を上げるきっかけになりました。(かなり暗かったですし)


ベスパオーナーの皆様共通の悩みのひとつは「テール球がよく切れる」ことだと思う。「フェストン球」とかいう切れにくいらしい球でも切れる時は切れるし始末の悪いことにテール球が切れると同型列上にあるヘッドライト球に余分な電流が流れてしまいこちらも切れてしまう。酷いときには月に3回も4回も切れるので部品代もバカにならない。

「どないかしたいな〜」と考えてたある日、某掲示板でLEDの話題を発見、リンクをたどってオーディオQさんへ。
ここは品数も豊富で何より電気工作なんてなにもしらない素人にもわかりやすく電気の基礎から教えてくれる稀有なサイト。私の悩みに対してLEDは福音となるのか?早速お勉強。ふむふむ、どうもテールLED化へ大きな問題は2つあるようだ。


 @交流→直流へ整流
 A駆動電圧の安定化


ベスパは6V交流、LEDは直流なので整流しないとダメ。この点はブリッジダイオードでOK。
やっかいなのは駆動電圧の安定化だ。
ベスパのビンテージシリーズはバッテリーがないので電圧は4.3〜12V以上(テール球)*注1と変動が激しい。ダイオードに過電流が流れると破損につながるのでCRDという一定の電流以上は長さないダイオードをつければいけるか。

LEDの最低駆動電圧にひっかかるかどうか不安なのでオーディオQさんへメールで質問。お答えは「ブリッジダイオードとCRD/LEDの間にコンデンサー(μ4700)を並列に入れたほうがいいですよ」とのこと。コンデンサーは電気を一時的にためることが出来るのでアイドリング時電圧が足りなくてLEDがちかちかなることを防げるのだ。さすがプロ、相談してよかった!



   
予定配線図



 購入リスト
 @φ8.5赤色DR-LED(2MDR01-85R1A)
 Aφ3白LED(NSPW-310BS-a0S)
 Bブリッジダイオード(W02)
 C電解コンデンサー105℃(35V4700μF)
 D15mA定電流ダイオード(E-153)

肝心のLEDは他の方がよく採用されているパイ10MMの砲弾型はやめ、奮発して2MDR01−85R1A(赤)を使用することに。(1個380円)
*注2 テール全面を基盤で塞ぎ完全にLEDに置き換えるカタチが多いが今回はテールとは別球のブレーキランプは残すつもりなので他のやり方を考えないといけない。リフレクターはプラスチックに銀メッキと安っぽいものだが最悪もとにもどすことも考えるとこちらに加工はできないのでレジンでLED・回路の台座をつくることにする。

*注1 12V10W球をつけた時の実測値

*注2 2004/5月現在、取り扱いは在庫のみのようです。買ったのが1年前だからなぁ





部品を注文し中身を確認するが思わぬ誤算が発生。オーディオQさんが薦めたコンデンサー(μ4700)が予想外にでかいのだ!(というより大きさを注文前に確認しなかった自分が100%悪い) リフレクター等元のものは外さず(最悪もとに戻せるように)組む予定なのにこの大きさでは取り付ける場所に困る。







当初はレジンステーにみんな取り付けるつもりだったけど・・・・取り付け場所に悩む。色々考えた結果リフレクターの裏に落ち着く、てかそこしか無理。
コンデンサーはそこで良いとして、発光部を作成。初めての半田作業に悪戦苦闘、小さく作るのには技術が要りますなぁ。
真後ろ方向に φ8.5赤色DR-LED(2MDR01-85R1A) を5個、それだけではレンズ全体が光らないので内部リフレクター向きにさらに4個とナンバー照明用に φ3白LED(NSPW-310BS-a0S) を2個配線。 それぞれの(+)根元にCRDを半田付けしブリッジダイオードに結線。9V電池で試験点灯すると…見事に点灯!やった!当たり前の事に感激する。






試験点灯でも問題なかったのでいざ実車に装着。わくわく〜。キックを三発、ぺぺン!ぺぺペペ・・・・!お〜〜〜かかったかかったーーー・・・あれ?・・・・・・・・・
点かない!!!

点かないというより点いてるか点いてないか判らないぐらいの光量でチラチラしてる。しかもヘッドライトを点けると全く無点灯に。
なんでだーーーーー!!!!
すべての気力が一瞬にしてなくなりこの日は作業終了。





 数日後ちょっと余裕が出てきたので再度LEDと対面。「コンデンサーを外してみよう」と思い付いていたので外してみると・・・・見事実車でLED点灯!!わーパチパチ\(≧∇≦)/。懸念されたアイドリング時もちらつくこともなく一定の光量で点灯しているし原因はこれか?!ならコンデンサーなしでもいいやん、なんてことも考えたのだがここはプロの意見を聞くべきだと思い直し再びオーディオQさんへ質問。

 私 「コンデンサーの容量が大きすぎて点灯しないかも、外してもいい?」
 Q 「基本的にコンデンサーは必要。ひょっとして三相交流?」

・・・三相交流?ヽ(~〜~ )ノ ハテ?
ベスパの整備書もなにももってないのでなんともわからない。ネットで調べても調べきれないしこれじゃオーディオQさんもアドバイスしようがない。やはり自分でトラブルシューテングしないと・・・。


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銀のベスパに乗って