051 不動修理 後編



- ツヅキ     Suite ≪
行をmixiで発表するとつぎつぎ掛かる救援コール。「救援物資」に「手伝いのお申し出」に、本当に今回は
仲間のありがたさを身にしみて痛感しました。

頂いた救援物資。もちろん極上品です。

クランク加工はボンゴさんの技。

各パーツバラシ、ベアリング外し、清掃すべて
ボンゴさんがやっていてくださいました。
一番めんどくさい作業ですのに。。。。
すみません。
ベアリング封入も済み。
文字通り「あとは組み上げるだけ」の状態です。


私の都合でケース割りの2週間後くみ上げました。

当日、マイミクの
昌さん(左)がご自分のバイク
(PX)を弄りにこられてましたが、自分のそっちのけで
私のHELPに1日付き合ってくださいました。
(昌さん、ありがとうございました。)

私と同じ素人なのに昌さんは仲間数台エンジンを
バラし組み上げるなど『大師匠ボンゴさん』の高弟と
言って良い実力の持ち主です。(*゚∀゚)=3 ムッハー!!
(ボンゴさんが大師匠なら、昌さんは師匠ですねw)

こころ強い助っ人が加わり、くみ上げを
サクサク行います。



ここで改めて逝っちゃったクランクの実況見分。

見よ!この削れ具合!『これより酷いのがあったら見てみたい』ってくらい
酷いですね〜。もう笑うしかありません。(^▽^;)





 ■閑話休題
ケースも削って頂きました。



チェンジセレクターはピン外すにもひと手間かかり、
「ま、いいか」の流しがちですがどうせバラすならここの
Oリングも交換。割ったからにはここも交換するのが
ボンゴさんのこだわり。
ベアリングの着脱、自分でやってたら最も気を使うところ
ですのでありがたいです。

クリスマスツリーも13年使ってる割には磨耗が少なく
再利用します。

クランクのカラーもバッチリ。


ギアを噛み合わせ、クランクの回りを見ながら調整。
熟練の技があればゲージなんて必要ありません。

1/4キックギアにかかるラチェットギア。
「再使用できるかなぁ〜」と1度は組んだものの
後の「彦根ツー」でこれが噛み込んでキックが降りなく
なりました。
結局もう一度ケース割るはめになりました。
「疑問に思ったら交換」は鉄則のようです。
ピンが何故か奥に入りきりませんw
入る「はず」なのに入らない、ベスパって
そんなの多いですよね〜。
ケースを閉じた後は作業に夢中で
画像が撮れませんでした。

組んだエンジンを車体に積むのに
マニが開口部に干渉し、昌さんとあーでもない
こーでもないと悪戦苦闘。

なかなかサクッと終わらせてくれませんね。




夜8時頃にようやく組みあがり、いよいよエンジン始動!!!
何回経験しても修理後のこの一瞬は緊張しますが、かかった瞬間の喜びはこの上ないですよね〜〜〜!♪


クリックで動画が開きます(5.36Mbyte)

※MPGファイル(デフォルトQuickTime)。音量注意!

この白煙!このエンジン音!ん〜〜〜〜〜!!!!
待ちに待ってたものだけに
嬉しい!!!
ボンゴさん、昌さん、ナリさん、antique◇cubeさん、本当にありがとうございました。
他にもお手伝いや部品提供のお申し出を頂いた仲間にも改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
皆さんのご支援のお陰で復活することが出来ました。今までのご支援とあわせて、益々皆に支えられた車両となりました。

距離は7485km。
記事UPの現在は9000kmを越えています。

14年乗って初めてのケース割りでしたが、
ベスパ乗りとしての通過儀礼をひとつ乗り越えることが出来、
ベスパの奥深さと仲間のありがたさをかみ締めて
濃蘇芳色のベスパにニコニコと乗っております。